早い段階で収益力改善に取り組む上では、特に、決算書等で随時経営状況を把握できます。士業や取引金融機関等の支援者の役割が重要です。これらの支援者においては、経営状況の変化を捉え、経営者と変化要因等をすり合わせる中で、経営者に経営改善の必要性について気づきを与えていく必要があります。 また、支援者は、収益力改善にできるだけ早く取り組むことが事業者に有益となることを念頭に、経営者に対して、事業者目線で働きかけていくことが重要です。
このため、例えば、「上表の支援者による経営状況チェックリスト」を経営者との対話のきっかけや、目線を合わせるツールとして活用することも有用です。 対話を通じて、事業者の経営状況を踏まえ、経営改善計画やポスコロ事業(早期経営改善計画)の活用を促すことも効果的である。
< 本チェックリストの活用場面>
○士業等 :月次の顧問業務や経営相談時等に活用。
○金融機関 :支援方針の検討時や融資審査、決算報告時等に活用。
○その他の活用場面:信用保証協会での保証審査時やモニタリング時等の活用も有用。
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