事業再生の仕事に携わるまで、窮境という言葉を知りませんでした。辞書によれば、窮境とは、「非常に苦しい境遇・立場」とのことです。
事業再生には、窮境状況の原因を特定し、除去することが必要です。窮境原因は外部環境(得意先の海外移転、円高、代替品の台頭、大口得意先の倒産など)と内部環境(売上至上主義、多角化や設備投資の失敗、経営管理の甘さ、不正など)に分けられます。
これらの原因は最終的に経営判断の誤りに起因します。中小企業では経営者の交代が難しいため、経営者に危機意識と意識改革、事業再生への覚悟を促すことが必要となります。
最終的には、経営判断に起因することが多く、経営者が自覚できるかが、事業再生成功の一つの鍵になります。
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