私的整理と法的整理の違いについて、簡単にまとめてみました。
私的整理
•特徴: 裁判所を通さず、当事者間の合意に基づいて行う債務整理。
•主な機関: 中小企業活性化協議会、地域経済活性化支援機構(REVIC)、事業再生ADR、整理回収機構(RCC)、私的整理ガイドライン(GL)。
上記のうち、私は中小企業活性化協議会、地域経済活性化支援機構(REVIC)、整理回収機構(RCC)の3つの機関の事業再生を経験しました。
•メリット:
o 事業の継続が可能。
o 手続きが非公開。
o 手続きが迅速で柔軟。
o 費用が比較的安い。
• デメリット:
o 債権者の合意が必要。
o 手続きが不透明な場合がある。
法的整理
•特徴: 裁判所を通じて行う債務整理。会社更生法や民事再生法に基づく。
• 種類: 破産、特別清算、民事再生、会社更生。
• メリット:
o 法律に基づくため手続きが明確。
o 強制力がある。
• デメリット:
o 手続きが長期化しやすい。
o 費用が高額になることがある。
o すべての債権者が対象となるため、柔軟性に欠ける。
私的整理は、裁判所を介さずに柔軟に対応できる一方で、債権者の合意が必要です。法的整理は、裁判所の関与により強制力があるものの、手続きが長期化しやすく、費用も高額になることがあります。
この記事へのコメントはありません。