金融支援手法には、リスケジュール、DDS(デット・デット・スワップ)、DES(デット・エクイティ・スワップ)、債権放棄があります。リスケジュールだけでは債務超過解消が難しい場合、DDS、DES、債権放棄が検討されます。これらの手法によりキャッシュフローの改善や債務額の減少が期待でき、債務超過解消に要する年数を短縮できます。ただし、金融機関の負担が大きくなるため、経営者責任やモラルハザードの問題が生じることがあります。
1. リスケジュール
債務の返済条件を変更し、元本や利息の支払期限を延長すること。
2.DDS
既存の債権を返済順位の低い劣後ローンに変更し、キャッシュフローを改善する手法。
3. DES
債務を株式に転換し、金融機関が株式を取得する手法。
4.債権放棄
債権者が債務者企業からの返済を放棄する手法。
このうち、私は、リスケジュール、DES及び債権放棄を事業再生の過程で経験しました。債権放棄が最もタフな業務です。
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