資本性借入金（DDS）は、金融機関が企業の借入金を負債ではなく資本とみなすことができる手法です。これは、企業再生の際に債権放棄の代替として期待され、金融庁も積極的な活用を推奨しています。既存の借入金を資本性借入金に転換することで、企業の財務状況が改善され、新規融資を受けやすくなる効果があります。資本性借入金とみなすためには、①償還期間が5年以上、②配当可能利益に応じた金利設定、③法的破綻時の劣後性の3要件を満たす必要があります