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事例51:製造業の中小企業J社の賞与支払い猶予: 事業再生シリーズ:No.206

J社は、50名規模の製造業を営んでいますが、コロナ禍の影響で受注が大幅に減少し、資金繰りが悪化しました。特に、賞与の支給が厳しい状況にあり、従業員に対して賞与の支払いを猶予する提案を行いました。

1.経営の現状説明

J社は、売上の減少と資金繰りの逼迫により、賞与の支払いが難しい状況にあることを従業員に説明しました。賞与支払いを延期しない場合、倒産のリスクがあることも率直に伝えました。

2.具体的な提案

J社は従業員に対し、賞与の支払いを半年後に延期することを提案。また、業績が回復次第、賞与を全額支払う計画を説明し、給与については変更せずに支払いを継続する方針を示しました。

3.従業員の合意

J社は、従業員からの理解と協力を得て、全員が賞与の延期に同意。会社存続のために一時的な措置であることが従業員にも理解され、合意が成立しました。

4.進捗管理とフォローアップ

賞与の支払いが延期されている間、J社は定期的に経営状況を従業員に報告。半年後に予定通り賞与を全額支払い、従業員との信頼関係を維持しました。

成功のポイント

・誠実な説明: 企業の現状と見直しの理由を従業員に誠実に説明することで、理解を得ることができました。

・従業員の合意: 見直しは労働契約に関わるため、従業員との合意を得ることが重要でした。

・フォローアップの徹底: 経営の進捗を報告し、従業員に安心感を与えたことが信頼関係の維持につながりました。

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